寿司を作る際には米酢を使いますが、米酢をそのままご飯に混ぜるのではありません。
寿司を食べるときには、刺し身やいくら、エビなどと一緒に食べるので気がつきにくいかもしれませんが、米酢をそのまま使ったような酸っぱさはないはずです。酢のものを食べたりお酢ドリンクを飲むとわかりますが、酢そのものの酸っぱさを感じます。思わず「酸っぱい」といってしまうような酸っぱさです。しかし、寿司飯はほのかな甘みを感じるのではないでしょうか。
寿司飯がほのかに甘いのは、米酢だけでなく砂糖や塩も使われているからです。米酢に砂糖や塩を混ぜ合わせたものをご飯に混ぜています。
炊き立てのご飯に砂糖など混ぜわせた酢を加えて、しゃもじでシャッシャッとかき混ぜれば寿司飯ができます。そして、寿司飯が少しさめたら具材をあわせて寿司を作ります。
酢には米酢以外にもリンゴ酢、黒酢、三杯酢などいろいろありますが、寿司に使うのは一般的に米酢です。リンゴ酢などで作るとクセが気になります。